Asia Risk Awards 2017 - House of the Year Japan - BNPパリバ
House of the Year Japan
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Asia Risk Awards 2017 – House of the Year Japan

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本記事は2017年9月にRisk.netに掲載された記事の抄訳となります。

2017年7月に日本銀行が実施した10年物日本国債(JGB)の無制限買い入れオペに示されるように、日銀は金融緩和策の一環としてJGBの買い入れを継続しており、投資家はより良い利回りを求めるため新たなる投資先に目を向ける必要に迫られています。国外のイールドカーブが徐々に上昇を続ける一方、日銀が早期に緩和政策を終了するという市場期待は薄く、JGBの利回り上昇余地は限られている事が示唆されています。

BNP パリバは、様々なファンディング手法を本邦投資家に提案し、顧客の投資対象の拡大に貢献しました。また、JGBのプライマリーディーラーとして、外資系金融機関の中で取引量首位を誇っており、日本銀行の買いオペや財務省の国債入札においても積極的に市場に参加してきました。

BNPパリバ証券株式会社
グローバルマーケット統括本部
商品開発部長
風間 博幸

BNPパリバ証券株式会社 グローバルマーケット統括本部 商品開発部長の風間博幸氏は次のように述べています。「BNPパリバは、バランスシートの活用およびマーケットメーク能力の観点において市場で最も優れている金融機関の一つです」「有価証券貸借取引についても、貸借対象証券および取引形態等を組み合わせることにより様々なファンディングソリューションを提供しております。また、欧州系の銀行として、資産横断的かつ地域横断的なご提案が可能となっております。」

海外投資を拡充するため外貨調達手法の確保は本邦投資家が最も関心を寄せる課題の一つとなっています。このような要望に応えるために、BNPパリバは、JGBを貸借証券として米ドル現金を調達するクロスカレンシーレポを提供してきました。また、米国上場投資信託やローン担保証券等の、一般的にレポ市場では用いられない流動性の低い米ドル建て資産を貸借証券とするリバースレポ取引も提供してきました。

卓越した商品組成能力を誇る金融機関として、BNPパリバは、市場リスクを最小化しつつ債券ポートフォリオの利回り向上を目指す顧客向けに、投資ソリューションを意欲的に提案してきました。過去1年、BNPパリバは各種の投資適格証券と国債を様々に組み合わせたレポ及びリバースレポ取引を提供しました。

その組み合わせは、米国債/JGB、欧州国債/JGB、米国債/日本株、豪ドル建て私募債/JGB等、アセットクラスは多岐に渡っており、顧客の大きな関心を得ています。これらの取引は、顧客のニーズに拠って、Global Master Securities Lending Agreementあるいは日本証券業協会の定める貸借取引契約書に基づいて行われます。

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BNPパリバ香港
アジア地域機関投資家営業
統括責任者
岡澤 恭弥

BNPパリバで日本、韓国、オーストラリアのグローバルマーケット部門ならびにアジア太平洋地域の機関投資家営業を統括する岡澤恭弥氏は、次のように述べています。「当社は、取引先として選んでくださったお客様から高い信頼を得ています。お客様は、通常のレポ取引をBNPパリバと行うことにご満足頂いていますが、弊社がテーラーメード型のソリューションも提供できることも認識いただいております。BNPパリバが潤沢なフローを有する立場にあるからこそ、それが可能であることをお客様自身もご存じなのです。」

日本市場への長期的かつ継続的なコミットメントの証として、BNPパリバは社会的責任投資(SRI)や環境・社会・ガバナンス(ESG)投資の分野で幅広く存在感を高めてきました。SRIおよびESG投資は今後高い成長が見込まれる分野として大きな注目が集まっています。2017年7月に、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、約1兆円(90億米ドル)相当の投資を行う3つのESG指数を選定しました。また、太陽生命が1,000億円を上限としESG資産への投資を予定していることを公表しました。

岡澤氏は、政府系ファンドや日本の主要なファンドは、運用資産を強化する為に合理的であることからグリーン・ポートフォリオの拡大を検討しつつあると分析します。

「今日のファンドマネージャーは、金利があまりに低いため、JGBへの再投資意欲が減退しています。現在の市場環境では、JGB金利は彼らが負担する負債コストに大きく劣後しています。そのため、JGBポートフォリオを何らか資産と入れ替える必要があり、そこでESG投資が着目されたのです。投資期間は長期化し、この分野により多くの投資家が参入することが予想されるため、良好なパフォーマンスが期待されます。」

BNPパリバは、昨年10月から今年5月の間に、6件のSRIの発行をアレンジしました。その中で最大の規模を誇ったのはマレーシアのメイバンクによる5,000万米ドルのESG債発行であり、当銘柄は国内投資家に全て引受・販売されました。岡澤は次のように述べています。「ESGやSRIは、単なる観念的な活動ではなく、適正な分野への適正な投資です。BNPパリバは、当分野においてノウハウを提供する立場にあり、大規模な組成・執行能力も持ち合わせています。」

商品の観点から考えると、今年の当行の注目すべき点は国内投資家に売り出されたローン担保証券(CLO)です。当該商品へは、変動金利商品への投資を目的としてデュレーションリスクを見直している銀行からの需要が増加しています。この背景の中、主要なファンドや保険会社を含む国内投資家が、より高いリスク・リターン特性を求めてCLOへの投資を増やしています。

日本におけるCLO証券の積極的なアレンジャーおよびディーラーとして、当行は2014年に円建てのバランスギャランティースワップ付きのCLOリパッケージ債を世界で初めて組成しました。米ドル円のクロスカレンシーベーシス市場のタイトニングのために、昨今国内投資家から当該商品への関心が再度高まりつつあります。

BNP パリバ証券株式会社 グローバルマーケット統括本部 金融商品本部 商品開発部 クレジット商品担当部長の松井剛氏は次のように述べています。「米国および欧州のCLOは、その優れたリスク・リターン特性のために、低金利環境下の日本の投資家から非常に高い関心を集めています。現在ではCLOの仕組みは従前より保守的でありながら、もたらされるスプレッドはその他の投資適格社債から得られるものよりもはるかに優れています。円の過剰流動性のために、円建てのリパッケージ債への需要が市場では高まっていますが、米ドル建てあるいはユーロ建てのCLOを円建てにリパッケージできるブローカーはほとんどありません。クロスカレンシースワップのリスク管理が極めて複雑である事により、このようなバランスギャランティー型商品の組成が困難なためです。当行は現在積極的に円建てのCLOリパッケージ債を発行しています。」