BNP Paribas入社の決め手を教えてください。
私の目標は、『外債営業として、業界の頂点を極める』 ことです。その目標達成のために、必要だと考えた以下3点が、BNPパリバ証券には揃っていると確信し、新卒から5年半勤務した他の外資系証券を辞めて入社を決めました。
- お客様に全エネルギーを注げる環境がある
それぞれの部署の業務分担がしっかり分かれていなければ、営業活動に集中することは出来ません。BNPパリバは営業、オペレーションなど、関連する様々な部署の役割が明確に線引きされており、そのおかげで限られた時間とエネルギーをお客様への営業活動に注ぐことができると考えました。 - 海外オフィスで働くチャンスがある
世界73か国に拠点を持つ、巨大なグローバル金融機関であり、結果を出し、希望すれば海外のオフィスで勤務するチャンスがあります。日本にいるだけでは得られない知見を得ることにより、一営業、ひいては一人の人間として、大きく成長することができると考えました。 - 会社がマーケットビジネス、そして日本という国に注力している
一個人の営業力に加え、会社のリソースがいかに充実しているかは、お客様の役に立つ上で重要なポイントです。
当社は世界73か国に拠点を構えており、日本拠点の位置づけによって、得られる情報の量・質も変わってきます。日本はビジネスを行う上で重要な拠点と認識されており、会社のリソースを、お客様にフルに還元することが可能です。
入社後、これらの判断は間違っていなかったと、実感しています。
BNP Paribasに入社後、実際に感じている魅力を教えてください。
熱意のある人間には、とことん挑戦できる環境です。
若手でも、日々貪欲な姿勢で仕事に取り組み、営業としての成果を出せば、早い段階から規模の大きいお客様を担当することが出来ます。一歩ストレッチできる環境の中、日々挑戦し続けることで、モチベーションも経験値も向上、さらなる自己成長につながっていると強く実感しています。
前述した通り、巨大なグローバル金融機関である当社では、世界規模での楽しい社員イベントもあります。会社が世界最大のテニススポンサーということもあり、年に一度、社内テニスワールドカップが開催され、全73か国のオフィスを代表する社員チームが世界一の座をかけて熱戦を繰り広げます。普段顔を合わせることのない、海外オフィスの社員との交流にもつながり、全社一丸となって楽しんでいます。私自身、6月にパリで開催された2018年大会に日本代表として参加することが出来た上、日本チームが世界一の座を獲得することができました。
所属部署でどのような仕事をしているか教えてください。
グローバルマーケット統括本部という、株・為替・債券等の金融市場と対峙する部門で外貨債券営業本部に所属しています。
主な業務内容は、お客様である銀行・生命保険会社・公的金融機関等、日本を代表する金融機関が、外貨建ての債券で行う資産運用の一助となることです。
具体的には、世界中の金融・政治・投資家動向等、債券価格を動かす要因となり得る最新の情報を、それぞれの海外拠点から集めます。4枚のモニター画面をフル活用して集めた情報を分析し、お客様に電話・メールで簡潔に伝えしたり、資料を作成して直接訪問したりします。
最終的に取引していただく際には、当社の債券トレーダーへの仲介を行います。数百億円という規模の取引をすることも多く、緊張する瞬間です。
ご自身の仕事のやりがい・醍醐味を教えてください。
お客様から絶対的な信頼、評価をいただき、大きな額の取引を任せていただけた瞬間に、最もやりがいを感じます。
外国債券の価格は、どの証券会社でも大きな差はありません。その中で、機関投資家であるお客様から当社、ひいては私を選んでいただけるかどうかがポイントです。そのため、自分が担当しているお客様が今どんな情報を求めているのか、どうしたら役に立てるのか、手と足と頭を動かし続けるよう心掛けています。目に見えるニーズだけでなく、その先にある潜在的なニーズを探り当て、最適な情報・サービスを提供できるかどうかが、最も重要だと考えています。
このようなプロセスを経ながら、結果を追い求める厳しい世界で、優秀な仲間たちと切磋琢磨しながら、日々成長し続けることができることも、大きな醍醐味だと感じています。
学生時代の経験で今の仕事に活かせていることを教えてください。
大学時代では体育会庭球部に所属し、平日3時間、土日6時間の練習・トレーニングで日本一を目指す一方、理工学部生として勉強・実験に励みました。また、大学4年からは研究室に所属し、遠隔医療用手術ロボットの開発に打ち込みました。「文武両道」が目標であった大学生活の経験を踏まえ、現在の仕事に活かしているポイントを三点挙げさせていただきます。
- 努力を継続することの大切さ
個々の能力差は大きくなくても、“努力を継続するチカラ” で大きな差が生まれると感じています。自らを成長させ、お客様からの信頼を勝ち得るには、日々の小さな努力の積み重ねが唯一の方法だと確信しています。 - ロジカル思考
私が意識して取り組んでいるのは、日々発表される大量のデータ・情報から要点を抽出し、仮説を立てながら今後の相場展開を予測、そして限られた時間内でお客様に簡潔に伝える、ということです。ロジカル思考は、どんな職業でも求められる能力かとは思いますが、特にグローバルマーケットという数字がビジネスを支配するような世界においては、極めて重要だと感じています。 - 強靭なメンタル
社会人生活、何度も辛くて逃げ出したくなる時がやってきます。折れるのは簡単ですが、目の前の出来事に一喜一憂することなく、折れずに踏ん張り続けることができる人間にしか道は拓けないと思います。 『人間万事塞翁が馬』、私の座右の銘です。
営業職を遂行する上で、ご自身が考える理想的な人物像を教えてください。
各部署によって、求められる能力に多少の差はあるかと思いますが、営業職に絞り私が大事だと思う、人間的な魅力を二点挙げさせていただきます。
- 真面目に、愚直に、そして真摯に仕事に向き合える人
一生懸命、真面目に働く方と互いを高めあい切磋琢磨することで、個人や組織力の向上に結び付き、結果としてお客様に評価いただけると信じています。 - コミュニケーション能力が高い人
営業職であるため、日々お客様と電話・メール・対面でコミュニケーションを取ります。また、社内でも多くの部署の方々と協力しながら、仕事を進めていきます。相手の立場に立って物事を考え、自分の思考を正しく相手に伝えることは、あらゆる場面においても非常に重要なことだと考えています。
今後どのようなキャリアパスを描いているか教えてください。
今は一営業としてお客様のために毎日駆け回る日々ですが、着実に経験・実績を積み上げ、将来的には営業の責任者となり、史上最強のチームを作りたいと意気込んでいます。
個々の営業が優れていても、チームでバラバラに動いていては最大限の力が発揮されることはありません。お客様のため、また会社の更なる発展のためにも、今のチームを越えるようなパフォーマンスを発揮するチームを率いるキャリアを目指しています。
そして、将来的には営業統括、日本のトップ、さらにはアジア地域のトップまで上り詰める気概で、情熱を持ち取り組んでいます。プロ意識を高く持ち、真摯に仕事に向き合い続けることで、見えてくる世界があると信じ、突き進む日々です。
同僚・チームメンバーにはどのような方がいるか教えてください。
一概に「こんな人たちです。」というのは難しいかもしれません。何故なら、当社には多種多様、ダイバーシティに富んだ、沢山の社員がいるからです。
例えば日本オフィスには、キャリアでみれば、新卒入社で40年活躍している社員、日系・外資系を問わず転職してきた社員がいます。また国籍でみれば、本社のあるフランスだけでなく、多くの外国籍社員が働いています。
また、前述の通り、巨大なグローバル金融機関であるため、海外オフィスの社員とも、メール・電話でコミュニケーションする機会が非常に多くあります。数多くの価値観・文化にあふれており、刺激的な毎日です。
これから社会に出る学生の皆さんにメッセージをお願いします。
“Everything happens for a reason” 私が好きな言葉の一つです。
就職活動、新社会人生活において、今まで以上に壁にぶち当たること、失敗することは沢山出てくると思います。ただ、どんなに辛いときでも、その状況をどう捉えられるかで、自分の行動は大きく変わってきます。辛いからといって、諦めるのは簡単です。辛い時期も、更なる自己成長のために必要な試練だと自分に言い聞かせ、前を向いて努力を継続できる人間が、最後に輝けると私は信じています。
就職する会社に正解はありません。自らの力で、自分の選択を正解にしていきましょう!