BNPパリバと日本との関わりは、今から150年以上前の幕末まで遡ります。

慶応3年(1867年)、パリ国立銀行の前身である国立パリ割引銀行が横浜支店を開設、明治40年(1907年)には、パリバが日本政府による欧州市場での外債発行に参画しました。

写真:ニューヨーク公共図書館 美術・絵画コレクション「横浜」/ニューヨーク公共図書館 デジタルコレクション1901 – 1907

日本のBNPパリバの歴史

1867年
国立パリ割引銀行Comptoir National d’Escompte de Paris (CNEP)、横浜港に代理店開設

1893年
閉鎖、再開を経て、横浜の代理店を完全閉鎖

1907年
パリ・オランダ銀行 (後のパリバ銀行)、日本政府による欧州市場での外債発行に参画
パリ・オランダ銀行頭取ウジェーヌ・グアンが、当時の副頭取オラス・フィナリに、日本進出にあたり必要な関係を構築するための調査を依頼

1924年
1921年から1927年まで駐日フランス大使を務めたポール・クローデルが、当時のパリ・オランダ銀行頭取オラス・フィナリに日本の地政学的・経済的状況の分析を提案

1968年
パリ国立銀行 (BNP)、東京駐在員事務所開設

1973年
パリ国立銀行 (BNP)、東京支店として営業開始

1973年
Compagnie Financière de Paris et des Pays-Bas (後のパリバ銀行)、欧州企業として初めて東京証券取引所に上場

1979年
パリバ銀行、オリエント・リースの株式3%を取得する契約締結

1984年
パリ国立銀行(BNP)、バランスシートで第3位、顧客貸出残高で第7位にランキング(77の外資系銀行内)

1987年
パリバ証券会社(香港法人)、東京支店開設

1989年
パリ国立銀行(BNP)、バランスシートと営業決算で第1位 (77の外資系銀行内)

1994年
パリバ銀行、アジア全域の特別米財務省長期証券のライセンスを取得し「プライマリーディーラー」の地位を獲得

1998年
ビー・エヌ・ピー投信株式会社設立

2000年
パリ国立銀行 (BNP) とパリバが合併、BNPパリバが誕生
在日拠点は、ビー・エヌ・ピー・パリバ銀行 東京支店、BNPパリバ証券会社東京支店、ビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント株式会社へそれぞれ名称変更

2010年
フォルティスの統合に伴い、ビー・エヌ・ピー・パリバ アセットマネジメント株式会社とフォルティスアセットマネジメント株式会社が合併、BNPパリバ インベストメント・パートナーズ株式会社と名称変更

2011年
香港法人 BNPパリバ証券東京支店が日本法人化、BNPパリバ証券株式会社として営業開始

2016年
BNPパリバ、東京で開催された車いすテニスワールドチームカップを協賛

2017年
BNPパリバインベストメント・パートナーズ株式会社、BNPパリバ・アセットマネジメント株式会社に社名を変更
BNPパリバ、全国選抜高校テニス大会のプラチナパートナーとして協賛開始

2018年
フランス法人 カーディフ生命/カーディフ損保の各日本支店が日本法人化、カーディフ生命保険株式会社、カーディフ損害保険株式会社として営業開始

2019年
BNPパリバ、Asia Risk Awards 2019「Derivatives house of the year Japan」を受賞

2021年
BNP パリバ・アセットマネジメント、第2回「ESG ファイナンス・アワード・ジャパン」 投資家部門 環境大臣賞 (金賞)受賞

2022年
カーディフ生命、Insurance Asia Awards 2022「Insurance Initiative of the Year – Japan」を受賞

2024年
カーディフ損保、Insurance Asia Awards 2024「Insurance Inclusion Initiative of the Year – Japan」を受賞

世界のBNPパリバの歴史

BNPパリバの前身

グループの最も古い前身は、1822年、BNPパリバの前身となるSociété Générale de Belgiqueの設立でした。

  • 国立パリ割引銀行 Comptoir National d’Escompte de Paris (CNEP) は設立当初、国際貿易金融に特化した金融機関でしたが、1860年代には他に先駆けて国際拠点展開を開始しました。同時に企業金融と金融市場のキープレーヤーでもありました。
  • 1930年代に入り、繊維業者と製造業者により創設されたComptoir d’Escompte de Mulhouse が傘下の銀行 Banque Nationale de Créditに統合されました。恐慌のさなか1932年に設立された新銀行は、後に国立商工業銀行 Banque Nationale pour le Commerce et l’Industrie (BNCI) として再スタートしました。国立商工業銀行 は、アフリカを基盤とする国際ネットワークを開拓、革新をもたらし、ダイナミックな商業手法で卓越した存在でした。
3分でわかるBNPパリバの歴史

BNPの誕生、主要金融機関となる

1945年には国立パリ割引銀行と、国立商工業銀行はともに国有化されました。1966年に両行は統合され、フランス初の国営銀行、パリ国立銀行 Banque Nationale de Paris (BNP) となり、多くのフランス国民にとって銀行システムへの窓口となりました。1993年にはミシェル・ペブロの指揮の下、パリ国立銀行は民営化され、大きな変貌を遂げることとなりました。

パリバ、フランス最大手の投資銀行

1872年に創設された パリバ ( Banque de Paris et des Pays-Bas ) は、急速にフランス有数の投資銀行に成長しました。さらに、多数の企業を傘下に収め、金融市場とインフラ・ファイナンスに特化していきました。
1998年には、1946年設立の金融サービス会社 Compagnie Bancaire やセテレム Cetelem (1953年) を吸収合併して拡大を続けました。

グローバルに活躍する欧州のリーダー

2000年、BNPパリバ・グループが誕生、その後も歴史ある金融機関との統合を経て業容拡大を続けてきました。

  • 2001年、米バンク・オブ・ザ・ウェスト(1874年設立)を合併
  • 2005年、トルコの TEB, Türk Ekonomi Bankası(1927年設立)を合併
  • 2006年、イタリアBNL、 Banca Nazionale del Lavoro(1913年設立)を合併
  • 2009年、ベルギーのフォルティス(1822年にSociété Générale de Belgique として設立)を合併
  • 2009年、ルクセンブルグのBGL, Banque Générale du Luxembourg(1919年設立) を合併

BNPパリバの歴史 (英語)では数々の貴重な写真や資料とともにご覧いただけます。