BNPパリバ、コーポレート・ナイツの「世界で最も持続可能な企業100社」でフランスの銀行1位、世界の銀行4位

January 23, 2023
  • カナダの専門誌コーポレート・ナイツが発表した「世界で最も持続可能な企業100社」でBNPパリバがフランスの銀行で1位、銀行全体で4位に。
  • 2022年第4四半期中、BNPパリバがS&Pグローバル、ムーディーズ、MSCIから非財務評価を獲得。

確固たる手法で構築されたこうしたランキングやレーティングは、BNPパリバがフランスのみならず欧州全体でもESG(環境、社会、ガバナンス)のリーディングカンパニーであることを示しています。これら評価機関は当グループのESG行動をどのように評価しているのでしょうか? また、当グループが地位を維持していく上で、特にお客様の視点から見た課題は何でしょうか? 当グループのCSR部門でExtra Financial Communicationチームの責任者を務めるLouis Chenatがこうした重要な評価に関して解説します。

BNPパリバのCSR部門であなたが果たしている役割とは?

Extra Financial Communicationチームを率いています。このチームはUniversal Registration Document(チャプター7に準拠した文書)や、TCFDレポート(気候関連財務情報開示タスクフォースの提言に沿った報告書)といった様々な環境報告書の作成を担当しています。特に今年のTCFDレポートは、より包括的な気候レポートになる見通しです。また、当グループのCSR方針について非財務格付け機関、投資家、お客様といった外部のステークホルダーへの説明責任も担っています。

非財務評価とは?

非財務評価は格付け機関が付与しており、企業のESG戦略、コミットメント、実績を独立的に評価しています。当グループのレーティングには、環境面の優れた実績、人事に関する目標、ガバナンスがいずれも反映されています。当グループは、ESGへの取り組みについて可能な限り幅広く透明性を持って発信するため、毎年ESGの3つの基準に関して格付け機関へ回答しており、こうした評価に参加することは重要だと考えています。

BNPパリバ・グループがこうしたレーティングに関心を持ち始めたのはいつですか?

2010年以降、当グループはCSR戦略を策定しており、格付け機関のレーティングを通じて初めて戦略の推進を図ったのはこの時期です。これ以降当グループのESGパフォーマンスは急速に、継続的に高まったものの、現在の進捗は以前よりも緩やかなものとなっています。しかしながら、当グループがフランスにおいて業界をリードしていることは、様々な格付け機関におけるランキングで示されています。大半でフランスの銀行部門の首位、また世界全体でもトップクラスに位置しており、例えば、ムーディーズは多角化銀行として当グループを首位と評価し、S&Pグローバルのコーポレートサステナビリティ評価(CSA)は10,000社の中で上位6%に含めています。

BNPパリバの非財務評価 (2010-2022)

上位に位置することはなぜそれほど重要なのでしょうか?

大きな要素の1つは経営方針に関わります。「Growth、Technology、Sustainability 2025」にサステナビリティ項目が盛り込まれたように、当グループはESGの目標達成をビジネスモデルの原動力とし、2022-2025年戦略の3本柱の1つにCSRを含めることに強い意志を持っています。また、格付け機関からのESGスコアの詳細分析は目標達成の時期の算出に有益です。

加えて、どなたでも確認いただくことができる評価機関からの評価は、投資家やお客様といった外部の方にとっての信頼できる指標となり、またそれが私たちの価値や重要性を高めています。

具体的には、評価機関とどのように協調していますか?

まず、Extra Financial Communicationチームの卓越した共同的取り組みに言及させてください。チームメンバーは評価機関の質問に対し、常に迅速に適切に対応しています。

毎年、評価機関は質問票への回答期間として2週間から2カ月間程度設けており、その質問数は時に80に上ります。場合によっては、Human Resources、Compliance、LEGAL、Finance & Strategy等社内のチームとも連携し、グループ全体の専門知識を用い回答を作成しています。当チームは調整役を務めますが、好評価の獲得はこうしたチームとの連携でもあり、関連部署全体の関与なくしては成しえません。

当グループの回答の多くは公の情報に基づいています。特に環境報告書の中では当グループが未発表の情報を提供する立場ではありません。評価機関は私たちの行動だけでなく発信内容も評価していると言えます。そのため、私たちは情報の発信方法を通年にわたって常に検討しています。

評価機関との関わりはその評価期間に限られていますか?

評価機関は独立した第三者機関であり、そういった意味では関わりは限られています。しかし、評価機関から地域団体やNGO、プレスが注目するプロジェクトについて、年間を通じて当グループにも回答を求められることがあります。通常48時間以内というごくわずかな回答時間で、評価機関は迅速かつ包括的に回答する能力についても確認しています。また、評価機関の手法を理解することで改善を図れるかについても議論を交わしていますが、無論、当グループがそのポイントやスコアの算定方法については知ることはできません。

こうしたレーティングが今後数年間でどのように変化するとみていますか?

CSRを取り巻く状況は完全に様変わりしつつあります。現在、規制が大きく変わる過渡期にあり、影響を受けやすいセクターに対するエクスポージャーの開示方法やポートフォリオのカーボン・フットプリントを削減する取り組みは劇的に変化すると予想されます。

現在当グループは回答を手動作成していますが、今後公の情報入手が容易になり、その多様さも向上すれば、回答の大半は直ちに自動化されるでしょう。当グループの課題は、こうした情報を読み解き、戦略を明瞭かつ簡潔に説明することになります。これにより非財務評価機関の手法の見直し及び当グループの回答方法再考など、より改善していけると考えています。

コーポレート・ナイツの2023年のランキングはこちらからご覧ください

※本記事は英語で発行された記事の抄訳となります。原文をご覧になる場合はこちらをクリックしてください。

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