BNPパリバ、新型コロナウイルス危機に対する世界的な支援として30か国で5,000万ユーロを拠出

April 10, 2020

新型コロナウイルスによる危機の発生当初からBNPパリバとそのグループ各社は総力を挙げて病院、医療研究機関、社会的弱者を地域レベルで支援してきました。BNPパリバは4月9日、この活動を強化すると共に、深刻な影響を受けているコミュニティへの支援を拡大するため、世界で5,000万ユーロ超の拠出を確約する緊急支援計画を発表しました。

この計画では、数多くのイニシアチブですでに拠出している2,500万ユーロに加えて、30か国で2,500万ユーロを拠出します。これらの追加拠出金の使途については、地域社会支援を最優先とし、具体的な地域ニーズに対応した活動を多面的に支援します。

 

病院と解決策の探求を支援

欧州全域における病院へのマスク300万枚の寄付やフランスのパスツール研究所の研究支援といったこれまでに行った医療システムへの貢献に加え、最新の病院支援計画では、欧州、北南米、アジア、アフリカに追加資金を拠出します。ムンバイからニューヨーク市クイーンズ区、イタリア・ベルガモまで、緊急物資の追加支援や研究を必要としている最も深刻な影響を受けている国々の病院が特定されています。この支援計画では、ポーランドのスクリーニング検査といった、医療専門家の特定のニーズにも応えます。

 

厳しい状況におかれている人々を支援

医療システムにとどまらず、新型コロナウイルス危機の影響に対処するため、BNPパリバでは、低所得世帯、難民、高齢者、家庭内暴力被害者に携わる各種NGOへの支援を強化することを約束しています。ユニセフや赤十字国際委員会などの大規模国際組織が支援を受けるほか、BNPパリバ全体を通じてローカルチームが各地域の具体的なニーズやそれに対処している組織を特定しました。これらのイニシアチブには、オランダの学童のコンピュータアクセスや、新型コロナウイルスの影響が深刻でBNPパリバが最大の民間雇用主となっているフランスのセーヌ=サン=ドニ県の社会医療活動があります。

 

BNPパリバのコミットメントを強化

緊急対応計画では、資金のみならず、世界中のBNPパリバの従業員に対し社会にインパクトをもたらすよう積極的な取り組みを呼びかけています。とりわけアジア、アフリカ、南米で、困難に直面している顧客を抱える社会事業やマイクロファイナンス機関向けに特別プログラムを実施しています。助けを必要とする団体に従業員が勤務時間内にボランティアとして参加することを認めるほか、本日、救援・復興基金の募金を開始しました 。BNPパリバは今後従業員から集まった募金と同額を、医療従事者の活動、衛生意識の向上、水・食料の確保などを支援する人道的NGOに拠出します。

 

ジャン=ローラン・ボナフェ BNPパリバ最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。

「法人顧客と個人顧客を支援するためにBNPパリバが実施している取り組みの基本となるのは、『人々の健康が危機にさらされた時、私たちは団結して対処する必要がある』ということです。また、非常に困難な状況に置かれた時、お互いが相手のことを思いやり、特別な注意を払う必要があります。これが新型コロナウイルス感染症の世界的流行の大きな影響を受けている病院や人々のために、我々が世界中で実施する緊急支援計画の理由です。事業を展開する各国において、BNPパリバの社員は普段から社会での献身的な役割を果たすよう努めております」

 

※本記事は英語で発行された記事の抄訳となります。原文をご覧になる場合はこちらをクリックしてください。