BNPパリバ、事業法人及び金融法人のお客様の持続可能な低炭素経済への移行加速化に貢献するため、グローバルな経営資源を結集してローカーボン・トランジショングループ(低炭素移行グループ)を設立

October 27, 2021
  • BNPパリバは、世界中の事業法人及び金融法人のお客様の持続可能な低炭素経済への移行を加速させるためのサポート提供に特化した組織を立ち上げます。
  • BNPパリバの資本市場やサステナブル・ファイナンスにおけるリーダーシップを足場に、250名の専門家チームを作り、その内100名を新しく雇用します。
  • ローカーボン・トランジション・グループはまた、クリーン・エネルギー、モビリティや構築された環境ソリューションを含む、BNPパリバ・グループ全体の銀行業務や特別な銀行業務に関する知見へのアクセスをお客様に提供します。

企業、組織や公営企業にとって気候変動対策は、技術、インフラや組織改革など大規模な投資を伴います。世界の全ての金融センターで活動する欧州の事業法人及び金融法人向け大手銀行として、BNPパリバはここ数年にわたり、移行に特化した幅広い専門知識や低炭素世界を作ろうとしているプロジェクトや会社に対して資金の流れを導くための戦略を策定してきました。BNPパリバは、その企業理念に従い、ますます緊急性を要する気候変動危機を認識し、低炭素経済に向けた共通の目標を取り入れながら、お客様の長期にわたるパートナーになることに全力を尽くしています。

過去数年にわたって蓄積した専門知識に基づき、BNPパリバは世界中のお客様をサポートすることに特化した機敏な組織を現在立ち上げています。Severine Mateo 率いるローカーボン・トランジション・グループは、BNPパリバのお客様の移行を加速するお手伝いをするために、世界中から250名以上の専門家を結集します。そのうち150名は低炭素移行活動に現在関わっているアドバイザリー、資本市場及びインダストリーチームのメンバーから招集し、100名を新規雇用します。このグループはまた、クリーン・エネルギー、モビリティ、構築された環境ソリューションを含むBNPパリバ全グループのあらゆる専門知識へのアクセスも提供します。

このチームは、既成の法人顧客の活動の脱炭素化や新しいビジネスへの投資、規模拡大、開発段階での革新的な移行アクセラレーター及び低炭素活動に向けた資本分散に導く投資家などを通して彼らの移行のサポートに尽くします。

BNPパリバはお客様と協力し、お客様のビジネスモデルの進化を加速させるための助言を提供し、資本構成を持続可能性の必要条件や目標に整合させ、残留炭素排出量の相殺を支援し、最終的には日常業務の移行をサポートするパートナーとなります。

お客様の移行に最適なサポートを提供するために、ローカーボン・トランジション・グループはBNPパリバの統合モデル全体の持続可能な移行に関する包括的な専門家のネットワークや能力を結集します。同グループは、その幅広い事業法人向け及び金融法人向け・バンキング・ソリューションに加え、アルバル、リース・ソリューションやパーソナル・ファイナンスのモビリティに関する能力、BNPパリバ・リアルエステートによる高機能ビルに関する専門知識、BNPパリバ・アセットマネジメントの持続可能なテーマ・ファンド、BNPパリバ・カーディフやBNPパリバ・プリンシパル・インベストメントの投資に関する専門知識、BNPパリバ・ウェルスマネジメントの個人向けアドバイスに関する専門知識、そしてBNPパリバ・カンパニーエンゲージメント/CSRの気候変動及び生物多様性に関する専門知識による貢献も見込んでいます。

 

BNPパリバ最高経営責任者(CEO)ジャン=ローラン・ボナフェは次のように述べています:

「私たちがお客様に提供するサービスのユニークな特徴は、私たちが過去10年にわたって蓄積してきた銀行業務を超えた低炭素移行に関する専門知識を結集する能力にあります。ネットゼロ・バンキング・アライアンスのメンバーとして、私たちは気候変動対策活動を強化し、お客様、そして世界が未来の課題に立ち向かうお手伝いをします。」

 

このチームは、BNPパリバの以下の実績に基づいて形成されます:

  • ブルームバーグによる2020年度の持続可能ファイナンス部門1位、グローバル・サステナブル・ボンド(量)部門1位;ディールロジックによる2020年度の多国籍金融機関によるグローバル・サステナビリティ・リンク・ローン(量)部門1位;2021年IFR&ユーロマネーのサステナブル・ファイナンス最優秀銀行賞
  • 株式調査&セールス・チーム1位(2021年先進欧州機関投資家調査)
  • ヨーロッパ・中東・アフリカにおける優れた株式及び債務ディストリビューション機能
  • ディールロジックによる2020年度のヨーロッパ・中東・アフリカ向け再生可能エネルギー・プロジェクトのファイナンス部門2位、多国籍金融機関によるグローバル(量)部門4位
  • ブロードブリッジによる資産管理の持続可能でテーマに沿った戦略部門1位;シェアアクションによるグローバルな責任のある投資マネージャー部門トップ3;フィナンシャル・タイムスによる2020年最優秀ロングオンリー戦略1位

 

略歴 – Séverine Mateo

農学エンジニア。パリのパンテオン・ソルボンヌ大学で博士号を取得後、フランスの農業開発研究国際協力センター(CIRAD)で農政研究家としてキャリアを始動。2016年より資源エネルギーインフラ部門を強化し、チームをヨーロッパ・中東・アフリカにおけるデットアドバイザリー、再生可能エネルギー向けファイナンスのリーダーに導く。20年以上にわたり、困窮した状況の再建から革新的な債務構造化や助言など、様々な地理的背景に向けた幅広い役割を果たし、ファイナンス戦略に関するアドバイスを顧客企業に提供。

 

※本記事は英語で発行された記事の抄訳となります。原文をご覧になる場合はこちらをクリックしてください。

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