ジェンダー平等運動の象徴でテニス界の伝説的人物、ビリー・ジーン・キングをご紹介します

September 18, 2020

ビリー・ジーン・キングが率いた、テニス界におけるジェンダー平等を求めた初期の運動である「オリジナル9」の50周年を記念して、国際テニス連盟(ITF)は「フェド・カップ」を「ビリー・ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」に改名することを決定しました。これは、彼女の経歴を通してスポーツや社会における女性の地位向上に力を注いだ米国のテニス・チャンピオンへの強い敬意を示すものです。

このインタビュー動画でビリー・ジーン・キングは、テニス界におけるジェンダー平等を達成するために彼女がどのような影響を与えたのか、そのきっかけや動機、彼女が伝えたいメッセージ、そして最後にBNPパリバのジェンダー平等へのコミットメントをどう見ているのかを語ってくれます。

 

女性のスポーツに大変革をもたらした素晴らしいテニス・プレーヤーとのインタビュー

「ITFとBNPパリバの考え方には多くの共通点があります。女性への支援や平等の権利を本当にサポートしてくれている両者にとても感謝しています。」ビリー・ジーン・キング

ビリー・ジーン・キングのインタビューを読む(英語)

 

全ての場所で平等の権利を

米国における真のアイコンであり、フェミニズムの象徴的存在であるビリー・ジーン・キングは、史上最高のテニス・プレーヤーの一人とされています。

長年にわたりジェンダー平等、女性のスポーツそしてLGBTの権利の認知向上に力を注いできた彼女はテニス界の歴史に大きな足跡を残しました。

彼女はフェミニストでLGBTの活動家であり、1981年に同性愛者であることを公表した(男女共に)初めての著名スポーツ選手です。

元世界No.1プレーヤーであった彼女は、その貢献に対して賞をいくつも受賞しており、2009年には米国で最高位の「自由勲章」をオバマ大統領から受賞しています。

 

1973年:女子テニス界の歴史の中でのターニングポイント

ビリー・ジーン・キングはWTA(女子テニス協会)を設立し、全米オープンで初めて男子と同額の賞金を獲得します。同年、「性別間の戦い」と銘打たれた歴史的且つ象徴的な試合でボビー・リッグス選手に勝利しました。

 

BNPパリバ、ジェンダー平等にコミットしたプレーヤー

テニス界の伝説的人物であり、スポーツと社会における男女平等の実現に貢献した彼女に敬意を表し、「フェド・カップ by  BNPパリバ」を「ビリー・ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」に改名することになりました。

この改名は、BNPパリバのジェンダー平等へのコミットメント、そしてBNPパリバのテニス界との歴史に共感するものです。特にBNPパリバが主催するフェド・カップは、2019年にデビス・カップと共に(全てのスポーツの中で)世界で最も賞金の高い女子の試合になっています。

BNPパリバのダイバーシティ&インクルージョンのヘッドであるキャロライン・コーティンは次のように述べています。

「グループは、ビリー・ジーン・キングの献身に沿ったジェンダー平等を促進し、あらゆる形態の排除と戦い続けるために全力を尽くしています。私たちと共に、日々ダイバーシティとソーシャル・インクルージョンに献身している社員も、より公平な世の中を実現するために貢献しています。」

 

またBNPパリバは、国連の女性エンパワーメント原則(WEPs)に最初に署名した企業の一社としてダイバーシティ・ポリシーを掲げ、また2015年からはUN Women(国連女性機関)が立ち上げた世界の連帯とジェンダー平等の啓発活動であるHeForShe運動への支援を通して、15年以上にわたり職場のジェンダー平等に全力を注いでいます。この取り組みの一環として、グループのジャン=ローラン・ボナフェCEOは2018年に「テーマ別チャンピオン」に加わり、歴史的に女性や男性によって主導されてきた金融機関業務における性別の多様性を促進するために尽力してきました。

2019年、BNPパリバのエグゼクティブ・コミッティーは #JamaisSansElles(彼女なしはありえない)憲章に調印し、BNPパリバのジェンダー混合及び平等を支持する活動は新たなステージに入りました。

女性フォーラム・グローバル・ミーティングのパートナーとして、BNPパリバはフランスや各国の様々なプログラムを通して女性の起業を支援しています。

BNPパリバは15年前に人事部門内に社会運動グループを設立、また2018年には女性に対する暴力と闘うOneInThreeWomenネットワークの憲章に調印しており、家庭内暴力などの被害者の支援にも尽力しています。

2018年、BNPパリバはユニ・グローバル・ユニオンと合意を締結し、ジェンダー平等を含む7つの分野でのグローバルな社会的ベースを構築しました。

BNPパリバは、MixCity(職業上の平等を促進させたいと考えている男女の情報交換ネットワーク)やBNP Paribas Pride(LGBTの人々と直接的又は間接的に関わりがある、或いは支援している従業員で構成されるプロフェッショナル・ネットワーク)など、社内のネットワークにも力を入れています。また2015年にはAutre Cercleが策定した「LGBT雇用憲章」にも署名し、あらゆる人々が働ける包括的な職場環境へのグループのコミットメントを再確認し、Pride Franceネットワークを立ち上げました。

最後になりますが、BNPパリバは2013年にダイバーシティ・アグリーメントに署名し、性的指向および(または)性自認によるあらゆる差別と闘う活動を拡大することを約束しました。

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※本記事は英語で発行された記事の抄訳となります。原文をご覧になる場合はこちらをクリックしてください。