BNPパリバ、市場が変動する年の中でお客さまに寄り添った力を評価され、5部門でRisk Awards 2023を受賞

January 27, 2023
  • Risk Awards 2023において、Derivatives House of the Yearなど記録的な数の受賞
  • 2022年にお客さまを常に支援し続けた実績が評価

2022年の市場環境は近年でも特に困難の多い年となりましたが、当グループはいかなる環境下でもお客さまに寄り添い、その誠実で揺るぎないパートナーであることを証明し、Risk Awards 2023で過去を上回る数の賞を受賞することができました。

  • Derivatives House of the Year
  • Currency Derivatives House of the Year
  • Risk Solutions House of the Year 
  • Derivatives Client Clearer of the Year (2年連続)
  • Prime Broker of the Year

この度の受賞は、当グループが厳しい市場環境においても、お客さまへの貢献に全力を注ぐ確固たるコミットメントを表しており、そのデリバティブ事業の強さや幅広さでも物語っています。

「当グループがRisk Awards 2023において、記録的な数のカテゴリーで賞を勝ち得たことは非常に光栄です」

CIB部門グローバルマーケット事業責任者

BNPパリバのホールセールバンキング(CIB)部門グローバルマーケット事業責任者を務めるOlivier Ostyは次のようにコメントしています:

「Risk Awards 2023において記録的な数のカテゴリーで賞を勝ち得たことを光栄に思います。そして、お客さまが市場環境の極めて厳しい年に通年にわたって私たちを信頼くださったことに感謝申し上げます。お客さまが2022年の未曾有の課題に取り組まれる中で寄り添ってこられたことは誇りです。」

他に類を見ない1年

2022年の年明け、世界経済は新型コロナウイルスの大流行が招いた打撃から緩やかに回復しつつあり、市場は一定の正常な状態に戻りつつある感触がありました。しかし、2月にロシア・ウクライナ危機が生じ、世界中に激震が走り、市場は再びボラティリティの急上昇と流動性の急低下に見舞われました。欧州は深刻な人道危機に直面し、世界中の法人・機関投資家のお客さまがエクスポージャーの迅速な抑制、ポジションの調整、地政学的リスクへの対処を迫られました。この混乱は年後半も続き、インフレ高進、生活費危機、地政学的緊張が市場に更なる圧力を加えました。この結果、お客さまは近年でも特に悪条件の中を舵取りせざるを得ず、2022年は他に例のない1年となりました。

こうした状況下で、市場参加者は提携銀行を大いに頼りにしており、私たちは市場の動きに素早く対応し、流動性を一貫して提供し、マーケットの専門知識を駆使してあらゆる局面でお客さまに助言を提供しています。私たちは分散した統合ビジネスモデル構築のため過去数年にわたりデリバティブ事業に多額の投資を行っており、国際舞台において欧州機関での首位に躍進する目標を掲げています。私たちは様々な努力の結果、グローバルな事業展開の強み、専門家チーム、盤石なバランスシートを活かし、世界の市場・資産クラスにおいてお客さまを支援しています。

Ostyは以下もコメントしています:

「2022年は世界経済とお客さまにとって並外れて厳しい年でした。私たちは世界中で多額の事業投資を行い、株式取引プラットフォームを増強し、マクロ関連やクレジット関連の事業を拡充しており、お客さまが必要とされるいかなる場面でも、市場環境への対応をサポートできる堅固な立場にあります。」

変革の旅

ここ数年に達成した際立った実績の1つは株式取引プラットフォームの開発・向上です。長い歴史を持ち名声を誇ってきたエクイティデリバティブ部門を増強し、グローバル株式部門として新設しました。市場の最高クラスの要素を取り入れ、プライムサービス部門(顧客中心主義でマルチアセット運用に対応)を通じて強い相乗効果を生み出し、現物株式ではExane社買収により、最高クラスの取引プラットフォームを提供しています。

当グループのプライムサービス部門は、ドイツ銀行から譲渡されたGlobal Prime Brokerage & Electronic Equities事業を2021年末に移管後、2022年を変革の年と位置付け、人材やプラットフォームに引き続き高水準の投資を行いました。お客さまの信頼できる長期的なパートナーとして、市場のボラティリティが高い局面でも安定性と一貫性をグローバルで提供し、私たちの掲げる目標を達成するため取り組んでいます。

当グループは、プライムブローカレッジ、デリバティブ取引執行・決済、FXプライムブローカレッジ全体で、法人・機関投資家のお客さまに業界屈指の広範なプロダクトを提供しています。FXプライムブローカレッジ事業では、重要な戦略的顧客のオンボーディングを2022年に実現し、FXプライムブローカレッジのプロバイダーとして世界のトップクラスに名を連ねています。

当グループのデリバティブ取引執行・決済事業では、2022年は対象を絞った戦略的投資が奏功し、極めて実り多い年となり、市場をリードするサービスプロバイダーの地位を保持することができました。もとよりこの事業は、世界で最も急成長している事業として過去6年間で5年にわたって首位を保持しており、私たちはグローバルで新規のお客さまとのお取引を開始するなど、著しい成長を果たしています。

こうした取り組みをRisk社は高く評価し、当グループにDerivatives House of the YearPrime Broker of the YearDerivatives Client Clearer of the Year(2年連続)を授与しています。

高値、安値、危機管理

ロシア・ウクライナ危機は2022年の為替市場の基調を左右しました。ロシアのウクライナ進攻のニュースを受け、為替取引は一気に急増し、投資家が有事に強い通貨を選好したことで米ドルは過去2年間の最高値を付け、他通貨は大きく売り込まれる展開となりました。地政学リスクもボラティリティの押し上げに加わり、英ポンドは年後半に最安値を更新しています。当グループのFX取引事業は、状況の変化や混乱の継続の中でもお客さまに流動性、柔軟性、一貫性の提供を続けると共に、長期的に蓄積してきた専門知識を活かし、お客さまがスプレッド拡大の収益機会を獲得できるよう支援を行いました。

当グループのソリューション事業も真価が問われました。地政学的な不確実性が長年見られなかったレベルにまで高まったことで、特に法人のお客さまでは原材料価格、インフレ、金利、為替に対するエクスポージャーの低減が特に新興市場において急務となり、カスタムメイドのソリューションを求めるニーズが増大し、支援が求められました。また、ボラティリティの上昇が一部の資産クラスで証拠金・担保の追加差入ニーズを高めたことから、流動性管理も重要なテーマとなりました。当グループの統合的なビジネスモデルにより、ソリューションチームは全社を通じてお客さまに革新的ソリューションを幾度となく提供することができました。

こうした理由から、BNPパリバはCurrency Derivatives House of the YearRisk Solutions House of the Yearの受賞に至っています。

※本記事は英語で発行された記事の抄訳となります。原文をご覧になる場合はこちらをクリックしてください。

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