BNPパリバ、ShareActionの2020年ランキングにて、 気候関連リスクおよび機会の管理に関して欧州銀行で第1位の評価

April 28, 2020

英国のESG投資推進NGOのShareActionは4月26日、欧州銀行大手20行の気候変動関連リスクおよび機会の管理状況を分析する調査「Banking on a Low-Carbon Future(銀行による低炭素社会に向けた取り組み)」2020年版の結果を発表しました。

この調査で、BNPパリバは欧州の銀行を先導しているとShareActionから評価されました。今回で2回目の調査となりますが、BNPパリバは2017年に発表された第1回調査でも欧州銀行で第1位に輝いています。

 

ShareAction、責任ある投資を推進

責任ある投資に向けた機運を高め、環境と人間生活のベストプラクティスを推進するコミットメントの一環として、ShareActionは昨年、欧州銀行大手20行を対象にした多岐にわたる調査を開始しました。アンケート調査では、銀行の世界的な活動を考慮し、4つの主要トピックについて銀行グループを評価しました。

  • 気候関連リスクの評価および管理
  • 低炭素商品およびサービス
  • 公共政策への関与および他のステークホルダーとの連携
  • ガバナンス、戦略、実行

ShareActionの調査は、気候変動対応および採択した提言に対する欧州の各銀行による戦略の詳細な評価を通じて、金融コミュニティに実用的価値をもたらします。ShareActionは調査結果とともに、政策立案者、小売客、投資家向けの価値ある情報を含む、欧州各銀行の総合的なベンチマークを提供しています。

 

持続可能な未来に向けたサステナビリティ事例

 

BNPパリバはこのベンチマークの総合スコアで最高点を記録しました。調査対象の銀行の平均39.9%に対して、63.2%を記録し、2020年には欧州の銀行の中で第1位に輝きました。BNPパリバは特に2つの分野(気候関連課題への関与およびステークホルダーとの連携、気候関連課題のガバナンスおよび戦略への統合)で優れた成績を収めました。

気候戦略の点で第1位に輝くなどShareActionによる評価は、近年においてBNPパリバが行った戦略の適切性と効率性を裏付けています。

BNPパリバはエネルギーの転換を推進し、気候関連リスクの管理を向上させる現在の取り組みを真に追及しており、革新的な商品およびサービスを開発し、エネルギーの転換をさらに推し進めます。一例として、BNPパリバによる再生可能エネルギー分野への融資額は、2016年から2019年の3年間で70%拡大しています。さらにBNPパリバでは2021年までに再生可能エネルギー分野の企業へ180億ユーロ融資することを目指しており、2020年度末までにグリーンテック・スタートアップに1億ユーロ投資する計画です。

 

ShareActionによる評価はBNPパリバの戦略的選択の適切性および効率性を裏付け

 

BNP パリバ、ShareAction から気候変動への取り組みに関して欧州銀行で第1位に選出

「BNPパリバはこの度、NGOのShareActionの調査において、気候関連ベストプラクティスの規模の点で再び欧州銀行で第1位に輝くなど、その取り組みが高く評価されました。これは、エネルギーの転換および気候関連リスクの管理の強化を、全世界の社員が一丸となって推し進めたことによるものです。皆様の献身に深く感謝いたします。われわれ銀行業界はエネルギーの転換を推し進め、確固たる気候戦略を採択する必要があります」

ジャン=ローランボナフェ BNPパリバ最高経営責任者(CEO)

 

エネルギーの転換の推進をリード

BNPパリバのいくつかのイニシアチブはShareAction の調査の中で「優れた先行事例」とし直接言及されています。

  • 非在来型石油・ガス方針:BNPパリバは非在来型石油や天然ガスの探鉱または生産に関わるすべてのプロジェクトや企業への融資を停止した唯一の銀行。
  • 気候変動適応ファイナンスの提供:欧州復興開発銀行連携して世界初気候レジリエンス発行。
  • ステークホルダーとの対話:ステークホルダーが特定する主要な課題をマッピングするマテリアリティ・マトリックスを作成。

エネルギーの転換に特化したこれらの取り組みに加え、BNPパリバは企業の社会的責任の点でより広い目標を定めています。なかでも、BNPパリバは国連の「17の持続可能な開発目標」に沿って広範な戦略を策定し、BNPパリバはボランティア・慈善・ジェンダー・多様性方針、企業や個人向けのさらなる持続的金融ソリューションを促進しています。この戦略の一環として、銀行セクターにおいて企業の責任の観点からベストプラクティスを共有することを目指して、BNPパリバは国連の「責任原則銀行」に署名したほか、新たな目標を策定しました。

 

※本記事は英語で発行された記事の抄訳となります。原文をご覧になる場合はこちらをクリックしてください。

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