河野 龍太郎 Weekly Economic Report

著書のご案内
『世界経済の死角』
河野龍太郎
唐鎌大輔
幻冬舎より2025年7月30日に発売されました。
全国の書店およびオンラインストアでお求めください。
Amazon Rakutenブックス ほか
※リンクは新しいウィンドウで開きます
- 序章 外国人にとって“お買い得な国”の裏側
- 第1章 なぜ働けどラクにならないのか
- 第2章 トランプ政権で、世界経済はどう変わる?
- 第3章 為替ににじむ国家の迷走
- 第4章 日本からお金が逃げていく?
- 第5章 AIと外国人労働者が日本の中間層を破壊する?
- 最終章 変わりゆく世界


<エコノミストが選ぶ2025年の経済図書べスト10>に選出されました
日本経済新聞 | 2025年12月27日 朝刊
書評をいただきました。ありがとうございます。
- 軽部 謙介 氏 (ジャーナリスト、帝京大学教授) | 山形新聞 2025年10月12日
- 早川 英男 氏 (富士通エグゼクティブアドバイザー) | 週刊金融財政事情 2025年9月30日
- 入山 章栄 氏 (早稲田大学大学院経営管理研究科教授) | 日本経済新 2025年9月25日 夕刊
- 平山 賢一 氏 (麗澤大学教授) | 週刊エコノミストOnline 2025年9月12日
- 佐橋 亮 氏 (国際政治学者 東京大学教授) | 読売新聞 2025年8月31日 朝刊
『日本経済の死角:収奪的システムを解き明かす』
筑摩書房より2025年2月7日に発売されました。
全国の書店およびオンラインストアでお求めください。
筑摩書房 Amazon Rakutenブックス 紀伊國屋書店 ほか
※リンクは新しいウィンドウで開きます
本書の内容を紹介した「はじめに」をお読みいただけます(PDF 約1MB)
- 第1章 生産性が上がっても実質賃金が上がらない理由
- 第2章 定期昇給の下での実質ゼロベアの罠
- 第3章 対外直接投資の落とし穴
- 第4章 労働市場の構造変化と日銀の二つの誤算
- 第5章 労働法制変更のマクロ経済への衝撃
- 第6章 コーポレートガバナンス改革の陥穽と長期雇用制の行方
- 第7章 イノベーションを社会はどう飼いならすか


【2位受賞のお知らせ】
ダイヤモンド社<ベスト経済書2026> 2位に選出されました
ダイヤモンド社 | 2026年4月30日
渡辺 努 氏(東京大学名誉教授)との対談記事 前編 後編
【8位受賞のお知らせ】
中央公論社<新書大賞2026> 8位に選出されました
中央公論社 | 2026年2月10日
【1位受賞のお知らせ】東洋経済 <有識者が選ぶ「ベスト経済書2025」> 1位に選出されました
東洋経済 | 2025年12月20日
【ノミネートのお知らせ】
筑摩書房 <第34回「山本七平賞」>にノミネートされました
筑摩書房 | 2025年8月27日
書評をいただきました。ありがとうございます。
- 小玉 祐一 氏 (明治安田総合研究所 チーフエコノミスト) | 週刊金融財政事情2025年6月3日
- 藻谷 浩介 氏 (株式会社日本総合研究所 主席研究員) | 毎日新聞 2025年5月3日 朝刊
- 諸富 徹 氏 (京都大学大学院教授) | 週刊エコノミスト Online 2025年5月2日
- 白川 方明 氏 (元日本銀行総裁) | ちくまWeb 2025年3月3日
- 吉田 徹 氏 (同志社大学教授) | SYNODOS 2025年2月19日
『グローバルインフレーションの深層』
慶応義塾大学出版会より2023年12月15日に発売されました。
Amazon、楽天ブックス、Honto、ほか全国の書店にてお求めください。
本書の内容を紹介した「はじめに」をお読みいただけます。(PDF 約2MB)
- 2024年 ベスト経済書・経営書 第5位 – 週刊東洋経済
目次
第1章 1ドル150円台の超円安が繰り返すのか
第2章 グローバルインフレの真因
第3章 グローバルインフレは財政インフレなのか
第4章 構造インフレ論、中国日本化論、強欲インフレ論
第5章 日本がアルゼンチンタンゴを踊る日

『成長の臨界 「飽和資本主義」はどこへ向かうのか』
慶應義塾大学出版会 2022年7月15日発売
「はじめに」(PDF: 約0.6MB)
Amazon、楽天ブックス、ほか全国の書店にてお求めください。
- エコノミストが選ぶ 経済図書ベスト10(2022年)第9位 – 日本経済新聞
- 2022年 ベスト経済書 日本の活路の指針として支持を集めた書籍 第1位 – 週刊ダイヤモンド
- 2022年 ベスト経済書・経営書 第2位 – 週刊東洋経済

出演動画のご紹介
プレジデント 公式YouTubeチャンネル
日本大学教授の西田亮介氏と政策研究大学院大学教授の安田洋祐氏によって毎月開催されている「日本ってどうなんですか会議」にお招きいただきました。
宮﨑知己の考えるラジオ《THINK RADIO》「日本経済の死角を衝く」
『日本経済の死角を衝く』第6回です。今回は「際限なきAI防衛投資で景気が過熱」「日銀追加利上げにどう影響?」をテーマにお話しさせていただきました。
文藝春秋PLUS 公式YouTubeチャンネル
話題の書『人新世の「資本論」』『人新世の「黙示録」』の著者、東京大学准教授の斎藤幸平氏とご一緒させていただきました。
日経チャンネル「包摂的イノベーションとは何か」
2025年9月29日に開催されたシンポジウム「Smart Work-X 2025 人的資本経営への挑戦~だれもが健康で、働きたいだけ働ける社会へ~」に登壇しました。その際の講演を動画で視聴できます。(約30分)
ReHacQ−リハック−【公式】YouTubeに出演しました
「あつまれ!経済の森」で唐鎌大輔氏、後藤達也氏とご一緒させていただきました。
2025年3月に日本経済の停滞についてお話しさせていただいた動画はこちらです 前編|後編
東洋経済オンライン 公式YouTubeチャンネル
日本経済と世界経済の先行きについてお話させていただきました。(収録日: 2025年9月18日)
2025年4月のトランプ関税とグローバル経済についての動画はこちらです。
PIVOT公式YouTubeチャンネル
みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏とご一緒し、最近のアメリカ経済および日本経済について対談させていただきました。(収録日: 2025年8月4日)
TBS CROSS DIG with Blomberg 「Economic Labo」
YouTubeチャンネル「TBS CROSS DIG with Blomberg」に出演し、みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏と対談させていただきました。(収録日: 2025年7月17日)
唐鎌大輔氏とは2025年2月にもご一緒させていただきました。前編|後編
最近のレポート
BNPパリバ証券 河野龍太郎 : 通貨覇権の原風景 1720年の同時バブル その2 ジョン・ロー国家信用の魔術
No.1141 (2026年8月14日)
- ジョン・ローの実験を単なる詐欺や愚かな投機として片付けるべきではないだろう。彼は、金属貨幣だけに依存する経済の限界を理解していた。銀行券と信用によって貨幣供給を増やせば、取引が活発になり、金利が下がり、遊休資源を動かせることを見抜いていた。現代マクロ経済学における金融政策の役割を認識していたのである。
- ローの誤りは、紙幣を発行したことそのものではない。国家信用という最も重要な社会基盤を、不確かな経済成長や株式投機と結び付けたことであろう。将来の不確実な富を表象する株価を梃に、国家債務を一挙に片付けようとした。現代の病理は、こうした歴史の教訓を学ばず、痛みのない国家債務の調整として、一か八かの成長戦略が繰り返されることである 。
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BNPパリバ証券 河野龍太郎 : 通貨覇権の原風景 1720年の同時バブル その1 スペイン継承戦争と英仏蘭のバブル
No.1140 (2026年8月7日)
- 1720年、ヨーロッパの金融市場は熱狂に包まれていた。パリでは、スコットランドの金融家ジョン・ローが設立したミシシッピ会社の株価が急騰していた。北米ルイジアナの開発、植民地との貿易、フランス王国の財政再建、銀行券の発行など、これらが一体となった壮大な金融実験が進められていたのである。
- 長年の戦争による重い国家債務に喘いでいたフランスは、ミシシッピ会社の開発を梃に、財政金融制度を革新し、積み上がった国家債務を一気に解決しようとしていた。人々は、ミシシッピ川流域で生み出されるであろう将来の莫大な富を夢見て、株式を買い上げた。ミシシッピ会社株の増資の際には、フランス国債を差し出すことで、新株を引き受けることができた。このため、人々はミシシッピ株にも、フランス国債にも走った。
- 同じ頃、ロンドンでは南海会社の株価が暴騰していた。後に「南海泡沫(バブル)事件」と呼ばれる熱狂である。南海会社は、スペイン領アメリカとの貿易特権を掲げていた。ただ、1720年の熱狂の裏側には、やはりフランスと同様、戦争によって膨らんだ国家債務を株式に転換する金融構想が存在していた。
- ジョン・ローのミシシッピ・バブルと英国の南海バブル。この二つの事件は、金融史ではよく知られている。いずれも国家財政と金融市場・株式市場が結びついた近代金融初期の大実験であり、その危うさを示す大事件として語られてきた。
- だが、この物語には、しばしば見落とされる第三の舞台があった。それがオランダである。
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BNPパリバ証券 河野龍太郎 : 夏休みの推薦図書
No.1139 (2026年7月30日)
今回のWeekly Economic Reportのトピックは、恒例の夏休みの推薦図書です。私のレポートの中で、もっとも幅広い層に読まれているのが、年三回配信するこの推薦図書のようです(笑)。ゴールデンウィーク以降に読んだものの中から、6冊ご紹介します。
- 『[新訳]大転換 市場社会の形成と崩壊』カール・ポラニー著 野口建彦・栖原学訳 東洋経済新報社
- 『日本――没落か再生か 時代精神とアニマルスピリッツ』吉川洋著 新潮社
- 『世界大恐慌とリーマンショック』バリー・アイケングリーン著、小浜裕久監訳 浅沼信爾解題 勁草書房
- 『人新世の「黙示録」』斎藤幸平著 集英社
- 『格差の国の経済学 経済学者は世界をどう破壊し、もとに戻すために、毎日何をしているのか』アンガス・ディートン著、江口泰子訳 みすず書房
- 『通貨に信用を刻印する セントラルバンカーの10の提言』 白川方明著 日本経済新聞出版
以下、私の直近の読書リストです。こちらは未読のものもあり、今夏の楽しみです。
- 『資本主義が嫌いな人のための経済学〔新版〕』ジョセフ・ヒース著 栗原百代 訳 早川書房
- 『トランプ時代のマネー大動乱~激変する世界経済と日本の選択~』長谷川克之 著 イノベーション・インテリジェンス研究所
- 『地域と人口減少の経済学 スマート・シュリンクという選択肢』小峰隆夫著 中央公論新社
- 『経済学的思考を組み立てる エビデンスと物語で読み解く現代社会』大竹文雄 著 中央公論新社
- 『ルポ シリコンバレー AIブームと米国社会の断層を歩く』五十嵐大介著 朝日新聞出版
- 『ウェルビーイングの経済学』馬奈木俊介著 中央経済社
- 『蔡英文政権期の台湾』松田康博・黄偉修 編 晃洋書房
- 『なぜ賃金は上がらないのか 日本経済30年の陥穽』首藤若菜著 講談社
- 『分断と反知性主義のアメリカ 知性の敗北と再建の政治経済学』廣光俊昭著 日本評論社
- 『軋むアジア 揺れる米中関係と見えない新秩序』國分良成・藤井彰夫・伊集院敦・日本経済研究センター 編著 日経BP日本経済新聞出版
- 『世界政治4——大統領制と議院内閣制』岩崎正洋・松尾秀哉 編 筑摩書房
- 『カーボンプライシングの経済分析 始動するGX-ETSへの視座』有村俊秀著 日経BP日本経済新聞出版
- 『社会保障改革の岐路 信頼のセーフティネットは可能か』宮本太郎著 岩波書店
- 『「マイノリティ支配」の正体 分断される社会と文化戦争の罠』アッシュ・サルカール著 町田敦夫訳 東洋経済新報社
- 『もし諸子百家が「現代日本の平和」を議論したら 中国古代の思想家が示す安全保障と生存戦略』柿沼陽平著 東洋経済新報社
皆さま、良いお休みを。
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「成長の臨界」を考えるためのえりすぐりの書籍を紹介しています
